在留カードとマイナンバーカードの一体化

2024年6月に入管法（にゅうかんほう）等の改正法が公布されました。

公布（こうふ）とは、新しい法律や法律の変更があったことを「発表」することです。

公布の日から、2年以内に政令で定める日に、この法律が施行（せこう）され、在留かーとどマイナンバーカードの一体型カード「特定在留カード」を選ぶことが出来るようになりました。

※まだ、施行の日は発表されていません。

この法律が施行されても、従来の在留カードとマイナンバーカードはそのまま利用できるので、お金を払って慌てて変更する必要はありません。

この法律の施行後に、新しく中長期滞在の在留カードを申請される場合は、今までと同じ「在留カード」と「マイナンバーカード」を別々に申請できますし、「特定在留カード」を選んで申請することも可能になります。

※別々に申請する場合は、原則、入国時に在留カードを取得し、市役所等へ住民登録する際にマイナンバーカードを別途申請する今まで通りの2重の手続きが必要です。

すでに在留資格を持っている方は、在留期限の更新や在留資格の変更、在留カードの更新、転居などのイベントが発生した時に、どちらかを選んで取得することができます。

日本で暮らしている中長期滞在の在留資格を持っている方で、マイナンバーカードをまだ持っていない方は、この機会に特定在留カードへ切替られても良いと思います。

健康保険証もマイナンバーカードと一緒になり、今後、病院ではマイナンバーカードを保険証として使うようになるので、まだ持っていない方は、会社や家族に相談してマイナンバーカードを取得されてみてはどうでしょうか。